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初めてのUbuntuからTeXコンパイルまで

概要

Ubuntu12.10を導入してから日本語TeX文書の作成まで頑張ります。
全体の流れは、
・日本語を書けるようにする
TeX環境を入れる
・日本語文書をコンパイルできるようにする
です。

とりあえず更新

Ctrl + shift + T で端末 ( Terminal )が起動します。多分.
ダメならaltを押してterminalと入力しましょう.

terminalに

sudo apt-get update

と打ち込むと, 何かが動きます. パスワードが要求されるので, ちゃんと入れましょう.

終了したら, 次のコマンドを入力です.

sudo apt-get upgrade

と打ち込みます。これで更新ができます。

解説です.

apt-get updateによって, 更新があるソフトの一覧が取得されます。
新しくなったソフトのカタログを入手する、みたいなものです。

apt-get upgradeによって, ソフトウェアが実際に更新されます。
この2つのコマンドはセットです。
カタログだけあって商品がないのは嬉しくないですからね。

たぶん時間がかかるので一休み。

日本語化

デスクトップ左側にたくさんアイコンが並んでいますね.
これはランチャと呼ばれます.
ショートカットみたいなものです.

ここにある歯車が「システム設定」です。
クリックして, システム設定を起動します。

右上にある青い旗が「言語サポート (Language Support)」です。
f:id:gg_hatano:20130222055217p:plain
言語サポートをシングルクリックです。
押した回数分ウィンドウが現れて鬱陶しいので, シングルクリックしましょう.

日本語が一番上に来ていることを確認したら「システム全体に適用」を押します。
再起動すれば日本語が使えるはず。

このブログが分かり易かったです。 見ましょう.

http://kledgeb.blogspot.jp/2012/07/ubuntu-1204.html

IMEの設定

デフォルトで設定されているインプットメソッドAnthy」は気に入らないので変えます。

sudo apt-get install ibus-mozc

で新しいインプットメソッドである「mozc」を入れます。
こっちの方が賢いと思います(個人の感想です)。
IMEの設定です。
f:id:gg_hatano:20130222060845p:plain
上のメニュー内の板チョコみたいなキーボードアイコンを右クリック。

設定>インプットメソッド>インプットメソッドの選択>日本語>mozc

とすれば「インプットメソッド」の中に「日本語-Mozc」が入るかと。
Mozcを選択して「追加(A)」ボタンをクリックすればOKです。
Anthyが入っている場合はAnthyを選択して「削除(R)」しましょう。

f:id:gg_hatano:20130222061904p:plain

こうなればOK。日本語が書けるのでレポートが書けます!

TeXのインストール

レポートが書きたいのでTeXを導入します。
Ctrl + Shift + T で端末を起動して、

sudo apt-get install lyx

LyXを入れるとapt-get大先生が勝手にTeX環境も導入してくれます。
時間がかかるので一休み。

lyxが入れば一応TeXコードは生成できます。
しかしまだコンパイルできません。言語環境の整備。

sudo apt-get install texlive-lang-cjk
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

とすればplatexが使えるようになります。

すぐにレポートが書きたいのでさっそく確認。
端末から

gedit Hello.tex

としてエディタを起動。

\documentclass{article}
\usepackage{amsmath}
\begin{document}
 \LARGE
  \begin{center}
   おはよう!
  \end{center}
 \begin{align}
  a = mF
 \end{align}
\end{document}

として保存。

端末からコンパイルしてみます。

platex Hello.tex
dvipdfm Hello.dvi
evince Hello.pdf

「evince」は閲覧ソフトです。dviファイルも見られます。ぐう優秀。
作成された文書を見てみると…
f:id:gg_hatano:20130222064024p:plain
日本語がない。
これは文字コードが悪いです。
platexが対応する文字コードはデフォルトではUTF-8
しかしtexファイルを調べてみると、

file Hello.tex

次のような結果が。

Hello.tex: LaTeX 2e document, ASCII text

文字コードはASCIIらしいです。アカン。

日本語の文字化けを直す

platexのオプションで対応する文字コードを変えられるらしいです。
しかしせっかくUbuntuを使っているので、文字コードUTF-8にするのがいいと思います。
文字コードを変えましょう。

sudo apt-get install nkf

「Networt Kanji Filter」で「nkf」です。これは便利。
nkfを使って文字コードを変えます。

nkf --overwrite -w8 Hello.tex 

とすればHello.texUTF-8に変換されます。
「-w8」オプションが「UTF-8に変換してね」に対応します。

texファイルのコンパイルに再挑戦です。

platex Hello.tex
dvipdfm Hello.dvi

evince はファイルの更新を自動で検知します。
evinceが開きっぱなしなら勝手に画像が最新のものに切り替わります。
f:id:gg_hatano:20130222064935p:plain
やったね!