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qtmplsel.vimを導入

Vimプラグインの紹介をします。

序文

TeXで何かを書くときにはテンプレートを利用すると思います。
TeXのプリアンプルは長いですからね。
一例。

\documentclass[dvipdfmx]{beamer}
\AtBeginDvi{\special{pdf:tounicode 90ms-RKSJ-UCS2}}
\usetheme{CambridgeUS}
\usefonttheme{professionalfonts}
\renewcommand{\kanjifamilydefault}{\gtdefault}
\setbeamertemplate{navigation symbols}{}
\usepackage{amsmath}

% maketitle 
\title[}
\author[  ]{  }
\institute[  ]{  }
\date{\today}
\setbeamertemplate{footline}{}

\begin{document}

\maketitle

\section{}

\end{document}

長いです。
いちいち打っていられません。

また、作りたい文章の種類はたくさんあります。
レポート、問題集、教材、スライド、etc....
それぞれテンプレートが異なります。
適した選択する必要がありますが、面倒ですね。

そこでプラグインを利用します。Vimは光。
Vimでテンプレートの管理を簡単にやってくれるプラグインがあります。
それが "" qtmplsel.vim "" です。

本家へのリンク。

http://www.vim.org/scripts/script.php?script_id=2761

インストール

とりあえずインストールしましょう。
NeoBundleに感謝しながら、以下をvimrcに書き加えます。

NeoBundle 'qtmplsel.vim'

NeoBundleは光ですね。

" qtmplsel.vim " と変な名前のプラグインですが、
" Quick TeMPLate SELect " の略です。覚えました。
このプラグインでテンプレートの選択が簡単に出来ます。

使い方

まずはテンプレートを管理するディレクトリを作りましょう。
デフォルトでは$HOME/.vim/templateです。

mkdir -p $HOME/.vim/template

このディレクトリにテンプレートファイルを入れていきます。

TeXのテンプレートファイルとして3つ用意しました。
例えば, 縦に分割した文章を作るときのフォーマット " 2colformat.tex "

\documentclass[twocolumn,a4j]{jarticle}
\usepackage{amsmath}
\title{Title }
\author{タイトル\\ 学籍番号00000000 gghatano}
\date{\today}
\columnseprule=0.3mm

\begin{document}
\maketitle
\section*{セクション}

\end{document}

同様に、
スライドを作る時用のフォーマットとして " SlideFormat.tex "
レポートを作るときのフォーマットとして " Format.tex "
以上の3つを作成して .vim/template 以下に置きました。

この状態で、好きな所で新しい .texファイルを作成します。

vim hoge.tex

すると...
f:id:gg_hatano:20130414152126p:plain
フォーマットの選択フェイズに移ります。
j or k を連打して適当なフォーマットを選択すればOKです。
使わないなら q です。

.vim/templateのディレクトリに、新しく作るものと同じ拡張子のファイルがあれば、
テンプレートファイルとして提示してくれます。
template以下にFormat.cpp, Format.hs ... などを置いておけば、
新しくコードを書く際にテンプレートファイルとして提示されます。
用途ごとに分けられたテンプレートファイルを選択することができます。
これは楽しい。

補足

テンプレートを置くディレクトリは、デフォルトでは " .vim/template "です。
しかし、複数のPCで同じテンプレートファイルを使いたいですね。
テンプレートファイルをDropboxなどに置ければ嬉しいです。

vimrcに

let g:qts_templatedir='$HOME/Dropbox/workspace/template'

などとしておけば、テンプレートファイルの格納先が指定出来ます。
これで充実したTeXライフが送れますね。