qtmplsel.vimを導入
Vimプラグインの紹介をします。
序文
TeXで何かを書くときにはテンプレートを利用すると思います。
TeXのプリアンプルは長いですからね。
一例。
\documentclass[dvipdfmx]{beamer} \AtBeginDvi{\special{pdf:tounicode 90ms-RKSJ-UCS2}} \usetheme{CambridgeUS} \usefonttheme{professionalfonts} \renewcommand{\kanjifamilydefault}{\gtdefault} \setbeamertemplate{navigation symbols}{} \usepackage{amsmath} % maketitle \title[} \author[ ]{ } \institute[ ]{ } \date{\today} \setbeamertemplate{footline}{} \begin{document} \maketitle \section{} \end{document}
長いです。
いちいち打っていられません。
また、作りたい文章の種類はたくさんあります。
レポート、問題集、教材、スライド、etc....
それぞれテンプレートが異なります。
適した選択する必要がありますが、面倒ですね。
そこでプラグインを利用します。Vimは光。
Vimでテンプレートの管理を簡単にやってくれるプラグインがあります。
それが "" qtmplsel.vim "" です。
本家へのリンク。
インストール
とりあえずインストールしましょう。
NeoBundleに感謝しながら、以下をvimrcに書き加えます。
NeoBundle 'qtmplsel.vim'
NeoBundleは光ですね。
" qtmplsel.vim " と変な名前のプラグインですが、
" Quick TeMPLate SELect " の略です。覚えました。
このプラグインでテンプレートの選択が簡単に出来ます。
使い方
まずはテンプレートを管理するディレクトリを作りましょう。
デフォルトでは$HOME/.vim/templateです。
mkdir -p $HOME/.vim/template
このディレクトリにテンプレートファイルを入れていきます。
TeXのテンプレートファイルとして3つ用意しました。
例えば, 縦に分割した文章を作るときのフォーマット " 2colformat.tex "
\documentclass[twocolumn,a4j]{jarticle} \usepackage{amsmath} \title{Title } \author{タイトル\\ 学籍番号00000000 gghatano} \date{\today} \columnseprule=0.3mm \begin{document} \maketitle \section*{セクション} \end{document}
同様に、
スライドを作る時用のフォーマットとして " SlideFormat.tex "
レポートを作るときのフォーマットとして " Format.tex "
以上の3つを作成して .vim/template 以下に置きました。
この状態で、好きな所で新しい .texファイルを作成します。
vim hoge.tex
すると...
フォーマットの選択フェイズに移ります。
j or k を連打して適当なフォーマットを選択すればOKです。
使わないなら q です。
.vim/templateのディレクトリに、新しく作るものと同じ拡張子のファイルがあれば、
テンプレートファイルとして提示してくれます。
template以下にFormat.cpp, Format.hs ... などを置いておけば、
新しくコードを書く際にテンプレートファイルとして提示されます。
用途ごとに分けられたテンプレートファイルを選択することができます。
これは楽しい。